本 1
2013年 05月 21日
小学の時も中学の時も本などまったく読まなかった。
勉強も嫌いだった。
英語だけは必死に勉強したのもビートルズとストーンズを聴くためだった。
それが高校2年のある日、突然爆発した。
それは現代国語の授業の時だった。
あまりにも授業内容が面白くないし、かと言って居眠りしたらしばかれる。
当時は体罰なんて当たり前の私立の男子校だった。
で、なんとか気を紛らわそうとして教科書の色んな所を見渡していた。
そんな時、ある文章を読み始めた。
読み始めてすぐにその活字の世界にのめり込み目の前から授業が消えた。
そして現代国語の授業が終わって休み時間になっても読み続けた。
次の授業も、その次の授業もそっちのけで現代国語の教科書を読み続けた。
でも教科書には、その小説の全文が載っていたわけではなかった。
中途半端な所で終わっていた。
そして学校が終わった帰り道、僕は迷わず本屋さんに向かった。
そして人生初の文学書を買って帰った。
それは夏目漱石の『こころ』だった。
つづく
勉強も嫌いだった。
英語だけは必死に勉強したのもビートルズとストーンズを聴くためだった。
それが高校2年のある日、突然爆発した。
それは現代国語の授業の時だった。
あまりにも授業内容が面白くないし、かと言って居眠りしたらしばかれる。
当時は体罰なんて当たり前の私立の男子校だった。
で、なんとか気を紛らわそうとして教科書の色んな所を見渡していた。
そんな時、ある文章を読み始めた。
読み始めてすぐにその活字の世界にのめり込み目の前から授業が消えた。
そして現代国語の授業が終わって休み時間になっても読み続けた。
次の授業も、その次の授業もそっちのけで現代国語の教科書を読み続けた。
でも教科書には、その小説の全文が載っていたわけではなかった。
中途半端な所で終わっていた。
そして学校が終わった帰り道、僕は迷わず本屋さんに向かった。
そして人生初の文学書を買って帰った。
それは夏目漱石の『こころ』だった。
つづく
by nightflyer1001
| 2013-05-21 22:20
| 結婚式カメラマン日常